以前、コネタで「雨に濡れると、柄が浮き出る傘」を紹介している。あれは、まさに“楽しさ”を追求した傘だった。

そして、こちらは“実用性”を追求する傘。「株式会社マルト長谷川」から発売中の『BLUNT(ブラント)』は、強風を受け止めても引っくり返らない。耐風性に特化した傘なのだ。

しかし、どのくらいの風に耐えられるのか? 実験を行ったところ、時速115キロ(風速32メートル)の暴風にも耐え切ることに成功。とんでもないタフネスぶりである。

それにしても、どうしてこんなことが可能になったのだろう? 同社のホームページによると、開発の際に着目したのは“傘の張力”だった。
「傘の先端には『Blunt Tips(ブラント?チップス)』なるパーツが内蔵されており、傘生地の裾の“張り”を左右に分散させる役割を担っています」(同社?担当者)

独自の技術『Blunt Tips』で、使い手が傘を開く時に使う力が先端にまで分散される。そして、傘の表面の張力が最高潮に。傘の耐風性は最大限に引き上げられ、強烈な暴風への対応が可能に。

また、傘のフォルムには空気力学が取り入れられている。結果、まともに風を受け止めるのではなく、傘の張力によって風を受け流す構造になった。まさに、柳に風!

……と、クドクド言われても実感がわかないだろうか。そんな人には、同社のホームページで公開中の動画をご覧いただきたい。「何も、そこまで……」というくらい圧倒的な風を傘に浴びせる実験を、映像で観ることができるから。
ちなみに『Blunt』は、時速117キロメートルの風でもへっちゃら! 逆に、ビニール傘だと時速74キロメートルで「グシャッ!」。無残だ。

この『Blunt』は2009年12月より発売されており、反響も続々届いている。「とても風の強い日に使用してもまったく問題ありませんでした」、「アウトドアに活躍しそうです」といった声が寄せられ、すでに実用性には定評がある模様。

購入は、全国のロフトや東急ハンズで。また、インターネット販売(モノマニア、D-FORME、モーターマガジンなど)でも取り扱われている。価格は、7,140円。

一般の我々はもちろん、台風中継などで大変な思いをしているリポーターさんにも使っていただきたい。何しろ、時速115キロに負けないのだ。
(寺西ジャジューカ)

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